まずは100万円を貯蓄しよう

資産形成のマインドセット

改めて言うまでもなくお金は大事ですよね。

100万円あれば生活にゆとりが出来ますし、いざという時の生活防衛資金にもなります。

さらには投資をして増やす事も可能です。

お金があれば選択肢も増えるので心に余裕が生まれてイライラやモヤモヤが無くなります。

貯金がゼロという人もまずは100万円を目指して頑張りましょう。

貯金が100万円ある人は日本の中でどのくらいの位置にいるのか、楽しくお金を増やしたくなる人の特徴とは、また、投資についても少しご紹介します。

100万円を貯めると日本の単身世帯の上から52%くらいのポジションに立てる

100万円の貯金がある人は、日本人の上から52%くらいのポジションだそうです。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査「単身世帯調査」(令和4年) 

設問間クロス集計(令和4年) ― 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降)|知るぽると (shiruporuto.jp)

全国の幅広い年代の単身世帯に調査を行ったデータです。

このデータによると、金融資産保有額が100万円未満の世帯は13.4%、保有していない世帯が34.5%、あわせて47.9%の世帯は貯金が100万円未満です。つまり100万円の貯金があれば上位52%くらいの位置づけになります。

100万円がんばって貯蓄できれば半分のポジションに立てるというのは頑張る気持ちが上がりますよね。

ちなみに3,000万円以上の世帯は8.8%、平均値が871万円、中央値が100万円です。

また、2人以上世帯での保有なしから100万円未満の保有は32.3%で、100万円の貯金で上位68%のポジションとなります。

100万円を貯めるのは簡単そうだが実際は難しい

年間100万円貯めるとなると月8万4千円の貯金が必要です。

または、ボーナス月に20万円貯金に回すとするとボーナス以外の月は6万円です。

1年で貯めようとするとかなり難易度が高いですよね。

ちなみに500円玉貯金は良く聞く話ですが、1日500円ずつ貯金箱に入れても、実に2000日、約5年半かかります。

貯金好きの知人が、30万円が貯まる貯金箱に挑戦したことがあるという話を聞きました。

しかし、頑張って1日に1〜3枚の500円硬貨を投入したのですが、満タンまで溜まるまで1年以上かかったとのことです。

もちろん年収や生活スタイル、家族構成によって貯金できる額は変わってきます。

それでも先ほどのデータのように、実際30%以上の人が貯金ができない現状を見ると、100万円の貯金をすることはかなり難しいようです。

倹約によって賢く無駄な出費を抑えると同時に、今の給与だけに頼るのではなく、転職や副業も視野に入れて収入を増やすのも一案ですね。

100万円貯蓄できたら自信がつき気持ちに余裕が出てきます!

難しいと思われることも、ルールを決めて習慣化すれば、できる可能性も広がります。

日々出来ることが増えれば自信もつきます。

貯金も同じで、ルールを決めて習慣化すれば貯金額も増えていきます。

貯金ができないと嘆く人が多くいる中、3万円でも5万円でも貯金できるということは大きな自信につながりますよね。

おすすめのルール化は、収入の1割を貯金することです。

このやり方は有名な書物「バビロンの大富豪」にも載っていました。

自分の欲望に優先順位をつけて、優先順位の低いものは切り捨てる。

優先順位の低いものは無くても生活に困らないそうです。

給与が入金されたらすぐ強制的に貯金用の口座に送る仕組みを作ることで、最初からなかったものとして考えれば自然と貯金が増えます。

使いたい誘惑に打ち克って貯金ができるというのはスゴイことです。

自信がついて心にもゆとりが生まれますね。

100万円貯蓄できたら楽しくなってもっとお金を増やしたくなる

私たち人間は楽しいことには没頭する傾向があります。

最初は少ない貯金額だったとしても、徐々に増える実感を持てたら、さらに工夫をしたくなるのが人情です。

収入の1割を貯金に回していたけど、やり方次第では2割や3割を貯金に回せるのではないかと考えだします。

何となく加入した生命保険、3大キャリアのスマホ、あまり使っていないサブスク、見栄で使う洋服やアクセサリー、行きたくない飲み会などなど、見直すものが他にもあるかもしれません。

もちろん心を豊かにするためにはある程度の浪費も必要です。

ですが、無くても困らないものにはお金を使わなくなります。

通帳を眺めて、4桁だった残高が5桁6桁と増えてきたら目標の7桁まであと少しです。

こうなると楽しくなってきますよ。

自転車と一緒で最初は重たくて苦しいけど、スピードに乗ればスイスイ進みます。

100万円があれば生活防衛資金になる

生活防衛資金とはいざという時のために残しておく資金です。

病気やケガで急に出費があり、保険が降りるまでの生活費や、突然のリストラで収入が途絶えたりした時に必要なお金です。

マイカー、結婚、お子様の学費といったライフステージに合わせて行う貯金とは少々意味合いが異なりますので、優先的に貯める必要があります。

また、急な出費のため、普段の生活費や貯金用の定期口座とは別にして、できるだけ使わずに残しておきましょう。

家族構成や加入の保険の有無で条件は大きく異なりますが、3か月から6か月の生活防衛資金があればとりあえず暮らしていくことは出来ます。

独身一人暮らしの場合、1か月あたり15万円前後必要と考えるとすると、100万円あれば約半年は生活できます。夫婦二人暮らしならざっくり3か月です。

この3か月から半年の間に収入を増やす手立てを考えましょう。

でも、100万円貯金できる堅実な人であれば、いざ生活が苦しくなっても、今まで身に着けてきた倹約術があるので、ダメージは少なく抑えられます。

100万円貯蓄できれば投資を始められる段階に立てる

しっかり倹約出来て、生活防衛資金も残しつつ、貯金が出来たら投資も視野に入れましょう。

100万円も貯金ができるということは、欲望に負けず毎月の収支でプラスを維持できるということです。

確かに100万円全額を投資に回すのは危険ですが、毎月コツコツ積み立てる投資はできますよね。

ここまで自分にルールを作って賢く貯金してきた皆さんなら、生活防衛資金を確保しつつ、大きな冒険をせずに堅実な投資ができるはずです。

例えば、年利5%の投資信託や高配当株に毎月コツコツと定額を積み立てるタイプの投資です。

良い投資ができれば、100万円の元本に対して毎年5万円の利益を産みだします。

これは労働しなくても手に入るお金です。

最初は少額かもしれませんが、長い目で見れば、雪だるまのように複利が働きどんどん増えていきます。

さらにはNISAやiDeCoといった税金を優遇できる仕組みを使って、さらに堅実に増やしましょう。

お金が全てではありませんが、お金があれば多くの問題は解決できます。また、お金があれば選択肢も増えて心にゆとりが生まれます。

大きな目標もまずは小さな行動から始まります。貯金が少ないからと嘆くのではなく、今できることをコツコツ続けることが大事です。

賢く貯めて今よりちょっと良い生活を目指しましょう。

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