貯蓄をするとできるようになること

資産形成のマインドセット

「貯蓄なんかしたら今を楽しむことができない!」

「貯蓄なんてしても銀行の利息なんてたかが知れてる!」

そんな意見もあるかと思います。

もちろん、生きているのは紛れも無い【今】ですので、有意義にお金を使うことも大切なことです。

しかし、貯蓄をせずに好きなことにお金を使うのは果たして楽しさだけを感じることができるのでしょうか。

楽しいことの後に不安や悩みがついてきては本末転倒です。

つまり、私が言いたいのは

「足るを知る」

ということです。

私はもともと音楽が好きで、バンドをやって、ステージ衣装やかっこいい宣材写真を撮って活動したいと思い、学生時代にしては高額な数十万円ものお金を一度に使う機会も多々ありました。

そして、そのあとに襲ってきたのはお金に関する不安感でした。

一時期は両親から借金をしたこともありましたが、その時は

「なんでこんなにも苦しい思いをしているんだろう・・・」

と思ったくらいです。

若い頃のもっとこうしたい、ああしたい、が足るを知らなかったのだな、と今では思います。

今回の記事では、2年間で500万円ほど貯蓄することに成功し、少し余裕が出てきた私が、貯蓄をするとできるようになることをまとめてみました。

貯蓄をしたほうがいいのだろうけど、なかなかやろうという気持ちになれない方や、貯蓄をしたことがない方にぜひ読んで参考にしていただき、少しでもお役に立てたら幸いです。

貯蓄をするとお金に対する不安が軽減する

内閣府の令和4年度の調査(https://survey.gov-online.go.jp/r04/r04-life/2.html)によると、

「今後の収入や資産の見通しについて」を日常の悩みや不安として感じている人の割合は57.8%、「現在の収入や資産について」を日常の悩みや不安として感じている人の割合が43.8%にもなるという結果が出ています。

それだけ日常で感じる不安や悩みにお金が深く関わってくるということですね。

逆に貯蓄をしていれば、不安や悩みがなくなりはしないものの、軽減されるはずです。

具体的には以下のようなことにも貯蓄があれば対応できます。

・急な病気に罹った時

・勤め先の会社の急な倒産、業績悪化での急なリストラによる失業をした時

・その他災害により収入が途絶える事態が起きた時

上記のような事態に備えて貯めておく資金を生活防衛資金といいます。

生活防衛資金は少なくとも100万円ほど蓄えておくことをお勧めします。

月の生活費が20万で済めば仕事がなくても5ヶ月は生活することができますし、病気に罹った時に治療費に充てることもできます。

嫌なことを回避することができる

貯蓄をすると嫌なことも回避することができます。

例えば、勤めている会社の人事で上司が代わり、相性が悪い人に当たってしまった。

他にも、パワハラをされている、サービス残業を強要されているなど、仕事をする上で精神的、体力的にきつい状態になってしまった。

そんなときに貯蓄があるのとないのだと、全く違います。

転職活動をする時間も与えられない職場であれば、生活を維持していくために勤め続けなくてはならないと思い、負のループに入ってしまいます。

しかし、貯蓄があれば、職場環境が悪くなってしまったら退職をし、じっくりと転職活動をすることもできます。

また、仕事が好きで休日でも副業などをして稼げるようにチャレンジしたい方も、貯蓄があれば、家事代行サービスを使ってやってもらうことや、お掃除をロボットにやってもらうこともできますね。

財布や通帳をチェックする生活から抜け出せる

どうしてもお金がないと財布や通帳を常々チェックしてしまいませんか。

今月残り〜日あるけど、どうやって生活しよう、なんて考えがちではないでしょうか。

そしてお金がない現実を突きつけられて気持ちが沈む・・・

私もお金がなかった時はそうでした。

しかし、財布や通帳をチェックしている時間、とてももったいないと思います。

貯蓄ができていれば、財布や通帳も月に数回チェックするだけで、さらにチェックした時に

「これだけあればしばらく困らないな」

という安心感まで得られるという前者とは全く異なる世界が待っています!

資産が増やしやすくなる

貯蓄をして、生活防衛資金を100万円作ることができれば、そのあとは資産形成がしやすくなります。

なぜなら、100万円が貯まった時には

収入-支出がコンスタントにプラスになるような生活手段が整っているからです。

そうなると、ただ毎月生活をしているだけでもどんどん貯蓄は積み上がっていきます。

さらに貯蓄100万円を超えると、資産運用を始められるスタート地点に立てます。

生活防衛資金は100万円ありますので、毎月コンスタントに収入から貯蓄に回せるお金を使って資産運用ができるのです。

貯蓄ができるようになるのはとても価値がありますが、銀行の利息というのは現代では魅力がありません・・・。

しかし、最近ではNISAという制度を使って、ローリスクな資産運用を行う方が増えています。

通常、株や投資信託は金融所得課税が運用益の20%課されますが、NISA制度を使うと枠内で投資した株や投資信託で運用益が出ても一定期間は非課税になるのです。

さらに2024年には新NISAが始まり、期間の縛りがなく、永続的に運用益は非課税になる予定です。

そういったものを活用し、ローリスクで貯蓄をしているのと同じようにコツコツと増やしていくと貯蓄ができない人とは10年後には大きな差が生まれます。

思考が柔軟になる

貯蓄ができるようになると、考え方が変わります。

例えば見栄を張ってブランドものの服を買ったり、高い車を買ったり、人にたくさん奢ったり・・・といったことをしたいと思わなくなります。

なぜなら、その頃には貯蓄ができるようになった自分に自信がつき、周囲の目を気にせずに貯蓄や資産形成を楽しめるようになっているはずだからです。

筆者も貯蓄ができるようになってからというものの、人前で見栄を張った行動は一切しなくなりました。

逆にどういう行動をしたらより資産を増やすことができるのかの工夫の仕方を考えたりして、それが日々に楽しみになったりもします。

筆者の貯蓄ができるまでに感じたことや体験したことをまとめさせていただきました。

少しでも多くの方が貯蓄、資産形成をし、毎日が楽しく過ごせるようになるとうれしいです。

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